血糖値と明日葉の気になる関係

明日葉という健康野菜を知っていますか?

緑黄色野菜の優等生 明日葉

その生命力の強さから長寿野菜といわれている明日葉は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、良質なタンパク質も含むバランスの良い野菜です。明日葉を他の一般的な野菜と比べると、β-カロテンはトマトの約10倍、ビタミンEはにんじんの約5倍、カリウムはピーマンの約3倍、食物繊維はレタスの約5倍も含まれています。
青汁として飲まれることも多いですが、青汁の成分として馴染みのある他の野菜と比べると明日葉には、どんな特徴があるのでしょうか。まず、青汁の成分として馴染みのあるケールや大麦青葉と比較してみましょう。

明日葉(生)

主な栄養素(100gあたり)

食物繊維 5.6g(レタスの5倍)
β-カロテン 5300μg(トマトの10倍)
カリウム 540mg(ピーマンの8倍)
ビタミンE 2.8mg(にんじんの5倍)
ビタミンC 41mg
ビタミンK 500μg
鉄分 1.0mg

ケール(生)

主な栄養素(100gあたり)

食物繊維 3.7g(レタスの4倍)
β-カロテン 2900μg(トマトの6倍)
カリウム 420mg
カルシウム 220mg
ビタミンC 81mg(グレープフルーツの2.3倍)
ビタミンK 210μg
鉄分 0.8mg

大麦若葉(生)

主な栄養素(100gあたり)

食物繊維 2.6g(レタスの3倍)
β-カロテン 2,060μg(トマトの4倍)
カルシウム 580mg
ビタミンC 117mg(グレープフルーツの3.5倍)
鉄分 11.7mg

(五訂日本食品標準成分表による)

ケールは、アブラナ科の野菜で、ビタミンやミネラルの栄養バランスがすぐれています。しかし、食物繊維、カリウム、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄、亜鉛などの多くの成分において、明日葉の方が上回っています。
大麦青葉は、イネ科の植物。青汁としては味にクセがない分、飲みやすいといわれています。栄養価バランスにもすぐれていますが、ケールや明日葉ほどではありません。
明日葉が野菜としていかに優等生かわかりますね。さらに、近年、糖尿病予防にも有効である可能性があると考えられ、さらに研究がすすめられています。