発表会では、2008年度助成研究者35名の中から、予防医学の発展や人々の健康維持に貢献する研究成果を報告した研究者、愛媛大学大学院の山田典子氏、東北大学大学院の牛凱軍氏、中京女子大学の早川幸博氏、国立感染症研究所の水谷哲也氏の4名が優秀賞を受賞し、受賞講演を行いました。また、2009年度も継続して研究を行う名古屋大学大学院の門脇辰彦氏より中間報告が行われ、現在世界的に注目を集めるミツバチ減少問題について、蜂群の病原体に関する全国疫学調査結果が発表されました。
弊社社長の山田は、「予防医学的研究の発展が、健康と長寿という個人の幸福に資するとともに、ひいては、高齢者の医療費を抑制する一助となることを確信しております。また、社会的に関心を集め、深刻な問題となっている蜂群崩壊症候群(CCD)やミツバチ不足の原因究明を目的とした、本研究助成のミツバチ研究が、社会に自然との共生の潮流を作っていく一つの試みになればと期待しております。今後も2008年度の助成研究者に続き、本助成基金の活動を通じて、素晴らしい研究が実施されることを期待します。」と述べました。
また、審査委員代表の岩手大学 鈴木幸一教授は、「みつばち研究助成基金のひとつの重要な意義は、ミツバチ産品により、予防医学を真摯に追及する学術研究に対してサポートさせて頂くことであり、その視点から1年間の成果を評価しました。また、若手研究者の育成という点も評価に加味しております」と2008年度研究結果を総評されました。
表彰の様子
開会の挨拶を述べる
山田養蜂場 代表取締役 山田英生
総評を述べられる
岩手大学 鈴木幸一教授