第4回山田養蜂場みつばち研究助成基金(2011年度)

  • 募集要項
  • 審査委員紹介
  • 受賞者一覧・採択テーマ
  • 誓約書
  • 提供可能なサンプル
  • 成果報告

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募集要項

株式会社山田養蜂場は、本要項に準じ、
幅広い視点をもつ研究者による創造的な研究テーマを公募します。

1.目的

株式会社山田養蜂場では、創業当時の「一人の人の健康のために」との思いを受け継ぎ、予防医学的健康観から「自然と人と健康」を結ぶための研究を続けております。2008年度に設立された「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」は、幅広い視点をもつ研究者による研究テーマを支援し、科学的な解明を進めることで、ミツバチ研究ならびに予防医学的研究をさらに発展させることを目的としています。

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2.各研究助成プログラム

ミツバチ産品(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、花粉荷、蜂の子など)を始めとする有用天然素材に関連し、これまでに報告されていない研究テーマに限ります。下記より研究プログラムを選択し、応募ください。

1) 若手研究

対象:2011年4月1日現在、45歳以下の若手研究者、養蜂家。
日本語又は英語でコミュニケーション可能な方に限ります。

テーマ

  1. ミツバチ産品に関する予防医学的研究。下記の分野を優先します。
    A. 抗メタボリックシンドローム(糖尿病・高血圧・肥満等の予防)
    B. 脳科学(精神疾患・認知症・アルツハイマー病等の予防、知能向上)
    C. アンチエイジング(目や耳の健康維持、皮膚科学)
    D. 抗ロコモティブシンドローム(骨・筋肉・神経の健康維持等)
  2. ミツバチに関する基礎研究
  3. 養蜂技術開発研究

    試験レベル:in vitro試験、動物試験、ヒト試験

 

2) 特定分野研究

対象:年齢制限はありません。
日本語又は英語でコミュニケーション可能な方に限ります。

テーマ:ミツバチ産品に関する予防医学的研究。
我が国では、65歳以上の高齢者人口が総人口の22.1% (平成20年)と、世界一の長寿社会を実現しました。それに伴い国民医療費は、平成20年には前年の2.0%増の34兆8,084億円にものぼっています。その1つの大きな原因は、いわゆる生活習慣病の蔓延であり、今後毎年1.5兆円増加するとも言われています。医療費増大の解決方法としましては、病気にならないための、予防医学的な考え方を国民に浸透することが、最も抜本的であり、今取り組むべき最重要課題と言えます。
本助成基金では、科学的根拠のある「予防医学」の進展を促進するために、近年患者や予備群の急増を示す下記2テーマについての研究を募集します。

(1) インスリン抵抗性に関する予防医学的研究

【背景・目的】
近年、多くの先進諸国では、食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣の乱れ、ストレスの増大、社会構造や生活環境の著しい変化が、私たちの健康を生活習慣病として蝕むようになりました。「死の四重奏」と呼ばれる、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満が合併すると、心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化による病気を進行させることが知られています。中でも、「糖尿病」は、「境界型」の人でも動脈硬化が進行し、放置すると、最終的に網膜、腎、末梢神経の機能喪失に至ります。この糖尿病の予防において重要な指標である「インスリン抵抗性」は、食事や運動などの生活習慣により大きく改善することができるとされています。
本プログラムでは、「インスリン抵抗性」に着目し、糖尿病の予防に寄与することを目的としています。

試験レベル:ヒト試験を優先します。

(2)認知症に関する予防医学的研究

【背景・目的】
少子高齢社会を迎え、加齢に伴う認知症は、高齢者自身およびその家族のQOL(生活の質)を決定する重要な要因です。しかしながら、認知症の進行を遅らせる薬剤は存在しますが、完治させる薬剤は未だ開発されておらず、発症を予防することが極めて重要なのが現状です。
本プログラムは、日常的に摂ることができる食品が、認知症を予防する可能性を探るものです。人生の最終章を、家族と伴に有意義に過ごせる時間を少しでも長く提供することに貢献することが本プログラムの目的です。

試験レベル:ヒト試験を優先します。

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3.研究期間および助成金額

プログラム 1)若手研究 2)特定分野研究
研究期間 1年(2011年10月1日開始) 原則1年(2011年10月1日開始。
最長2年、但し、中間審査を行います。)
助成額/件 100〜300万円 〜1,000万円

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4.審査基準

  1. 本要項に準じていない応募者は、いかなる場合においても審査対象には含まれません。
  2. 食品分野ですので、予防医学的健康観に基づいた臨床試験、またはヒトでの試験につながる有効性試験を優先します。ただし、極めて独創性の高い試験については、この限りではありません。
  3. 評価方法が確立されている研究ならびに養蜂産品を用いた予備試験が実施済みの研究を優先します。
  4. 過去に本助成を受けたことがある応募者で、誓約書に記載の事項を遵守されなかった方は、いかなる場合においても審査対象には含まれません。

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5.応募方法

山田養蜂場 健康科学研究所ホームページ内のみつばち研究助成基金サイトより応募フォームに必要事項をご入力の上、応募ください。なお、原則として応募フォームによる応募に限らせて頂きます。その他の方法で応募いただいても審査対象となりませんのでご注意ください。また、ご入力頂いた登録内容につきましては、当社で厳重に保管致しますので、予めご了承下さい。

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6.研究材料の提供

研究用のミツバチ産品試料(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、花粉荷、蜂の子)をご希望の方は、供与致しますので、応募時にその旨をご記入ください。なお、提供するミツバチ産品試料の詳細につきましては、内定通知後、採択者と別途相談させて頂きます。

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7.申込受付期間

2011年5月1日〜6月30日 (17:00 締切)

上記、申込期間中、登録内容の修正が可能です。登録内容の修正時には、登録完了時にダウンロードできるファイルが必要です。

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8.選考および決定

学術研究機関及び産業界の専門家を中心とした、外部審査員を含む、本助成基金の審査委員会にて審査・決定し、応募者には応募締切り後2ヶ月程度でメールにて採否を通知致します。ヒト試験での採用の場合には、所属先倫理委員会の通過を交付条件と致します。
また、採用結果は山田養蜂場 健康科学研究所ホームページ等で公開します。なお、審査基準に基づき、本助成基金の審査委員会にて厳正に審査致しますので、採否の理由に関するお問い合わせには回答いたしかねますことを予めご了承ください。

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9.研究助成金の交付と使途

研究助成金は、原則として2011年11月末までに研究助成採択者の指定する口座に交付します。研究助成金の使途につきましては、助成研究に関するものであれば特に限定は致しませんが、原則として研究計画書に記載の通りとします。

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10.個人情報の取扱いに関する事項

(1) 個人情報の利用範囲

当社がこの助成に関連して取得する個人情報は、応募受付から、選考、採否決定通知、助成金贈呈など助成選考に関する一連の業務に必要な範囲に限定して利用します。また、一連の業務に必要な範囲において、業務に携わる協力会社に個人情報を提供する場合がございます。個人情報保護に関するお問合せは末記連絡先へお問合せ下さい。

(2) 個人情報の公開範囲

当社は本研究助成が決定した場合、採用研究者(所属団体を含む)、助成テーマの決定内容に関する情報を一般公開します。

(3) 個人情報の開示・訂正・利用停止等

取得した個人情報につき、開示・訂正・利用停止等の請求を受けた場合には、当社は、本人確認を行った上で適切かつ速やかに対応します。

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11.研究報告

(1) 報告書

2012年9月30日現在までの助成研究の実施状況および成果すべてについて、最終報告時提出書類一式、「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」最終報告書論文フォーマット、および支払明細書を各1部、山田養蜂場本社にご提出頂きます。提出期限は、2012年10月20日と致します。

(2) 報告会

研究期間終了後、山田養蜂場本社が開催する成果報告会にて、口頭もしくはポスターにて、助成研究の成果を発表していただきます。

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12.その他注意事項

(1) 誓約書の提出

助成が決定した方には、本助成研究に関する誓約書を提出頂きます。誓約書の内容については、山田養蜂場 健康科学研究所ホームページをご参照ください。

(2) 助成の中止、助成金の返還

報告書を予定期日までに提出しない、研究内容が応募時と著しく異なる、助成研究期間前に発表済みの成果を報告した、誓約書に記載の事項を遵守しないなど、助成の目的に沿わない行為が認められた際は、助成を中止し、助成金の一部もしくは全額を返還して頂く場合があります。

(3) 研究成果の発表

採用研究者が助成研究の成果を、学会、論文、その他出版社または報道機関からの取材等により発表する場合は、内容、時期、発表の方法などを、必ず事前に山田養蜂場本社に連絡して頂きますようお願い致します。なお、その連絡の時期は、原則として学会は発表要旨提出の30日前まで、論文は投稿前と致します。万一連絡時期を超過した場合は、その時点で速やかに山田養蜂場本社にご連絡ください。また、発表の際には「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」を受けている旨を必ず表現するものとします。論文やその他出版物における発表の場合には、下記謝辞をご参照ください。
和文:「本研究(または、本研究の一部)は山田養蜂場 みつばち研究助成基金の援助を
受けて実施した」
英文:「This research was supported (in part) by Yamada Research Grant.」

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