第9回山田養蜂場みつばち研究助成基金(2016年度)

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  • 受賞者一覧・採択テーマ
  • 誓約書
  • 提供可能なサンプル

募集要項

現在の日本では、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる期間である健康寿命と平均寿命の差は約10年間もあるとされています。この期間は、脳血管疾患、認知症、老衰、ロコモティブ症候群などにより、介護が必要となる可能性が高く、本人のQOLだけでなく、介護する側の負担も問題視されています。
弊社は、これらの疾患を予防し、高齢者が体や心の健康を維持して若々しく活力にあふれ、自立した生活を送れる社会を実現する為、多様な作用を持つミツバチ産品や天然サプリメント素材を健康寿命の延伸に役立てる創造的な予防医学研究テーマを公募します。

1.目的

弊社では、創業当時の「一人のひとの健康のために」との思いを受け継ぎ、予防医学的健康観から「自然と人と健康」を結ぶための研究を続けております。2008年度に設立された「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」は、幅広い視野をもつ研究者による創造的で有用な研究テーマを支援し、科学的な解明を進めることで、予防医学研究をさらに発展させることを目的としています。第9回となる2016年度は、特に、「健康寿命の延伸」を実現するための研究を支援します。

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2.各研究助成プログラム

1) 予防医学研究助成

超高齢社会を迎え、今後、要介護者の増加が見込まれる中、心身共に健康で若々しく活力にあふれた高齢者が自立した生活を送れる社会を実現するため、「健康寿命の延伸」の実現に向けた心身の健康美に関する研究を支援します。また、食品の機能性表示制度が開始となり、一般消費者のサプリメント利用機会の増加が予想されることから、サプリメントを効率的、効果的、安心・安全に活用するための研究を支援します。なお、ミツバチ産品(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、蜂の子、花粉荷など)およびサプリメント・化粧品素材(新素材の提案含む)に関連し、これまでに報告されていない研究に限ります。

@)「健康寿命を延ばすこと」の実現に向けた心身の健康と美容に関する研究

「健康寿命延伸」の実現に向け、体の健康(健脳、健腸、QOL改善等)に加え、心の健康、見た目の健康(美容)など、心身の健康美に関する研究テーマを募集します。皮膚科学においては、特に、@肌のバリア機能・荒れ肌改善、リフトアップ(V字型輪郭)効果に関する研究、Aホルモンバランスの乱れにより皮膚老化が見られる更年期向けの化粧品素材の研究を募集します。

対象者: 大学や研究機関、医療機関等に所属し、研究活動を行う研究者。年齢制限なし
助成金額: @細胞レベル、動物レベルの場合 100万円/年
A臨床試験の場合 200万円/年
助成研究期間: 1〜2年間

A)新たなサプリメントの開発と効果的な活用に関する研究

サプリメントの摂取タイミング(時間栄養学)、成分の体内動態(ADME)に関する研究、製剤研究(消化吸収率向上技術)、複数素材の併用などサプリメントを安全かつ効果的に活用できる研究テーマを募集します。

対象者: 大学や研究機関、医療機関等に所属し、研究活動を行う研究者。年齢制限なし
助成金額: @細胞レベル、動物レベルの場合 100万円/年
A臨床試験の場合 200 万円/年
助成研究期間: 1〜2年間

B)継続発展研究

これまでの採択テーマの発展研究を支援します。

対象者: 本基金採択歴のある研究者。
助成金額: @細胞レベル、動物レベルの場合 200万円/年
A臨床試験の場合 500万円/年
助成研究期間: 1〜2年間

2)養蜂研究助成

養蜂業の発展に貢献する研究、蜜源の維持・回復に繋がる環境保護研究、ミツバチサイエンス、養蜂技術開発などを支援します。本年度は特に、ミツバチに深刻な被害を及ぼすミツバチ寄生ダニに関する研究を募集します。

対象者: 大学や研究機関、医療機関等に所属し、研究活動を行う研究者、もしくは環境保護養蜂関係者。年齢制限なし
助成金額: 100万円/年
助成研究期間: 1年間

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3. 使用言語

日本語もしくは英語。

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4.審査基準

  1. 本要項に準じていない応募者は、いかなる場合においても審査対象には含まれません。
  2. 食品分野において、素材の安全性は豊富な食経験により確認できますが、機能性は、伝承によるものも多く、科学的証明が十分とは言えないことから、人の健康に関わる機能性を真に評価するためには、ヒトでの試験の実施が求められます。そのため、当研究助成基金では、予防医学的健康観に基づいた臨床試験、またはヒトでの試験につながる有効性試験を優先します。ただし、極めて独創性の高い試験については、この限りではありません。
  3. 評価方法が確立されている研究ならびに養蜂産品を用いた予備試験が実施済みの研究を優先します。
  4. 過去に本研究助成を受けたことがある応募者で、誓約書に記載の事項を遵守されなかった方は、審査対象には含まれません。
  5. 本研究助成の趣旨である若手研究者の育成のため、若手研究者(45歳以下)の応募を優先的に採択します。

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5.応募方法

山田養蜂場 健康科学研究所ホームページ内のみつばち研究助成基金サイトより応募・コミュニケーションシステム(Bee-RAC)にご登録の上、応募ください。なお、原則として応募・コミュニケーションシステム(Bee-RAC)からの応募に限らせていただきます。その他の方法で応募いただいても審査対象となりませんのでご注意ください。

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6.研究材料の提供

採択された場合には、弊社にて提供が可能なミツバチ産品試料(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、蜂の子、花粉荷)およびサプリメント素材(※下記「提供可能な原材料掲載ページ」に記載のない素材は除きます)を研究費とは別に無償で供与いたしますので、ご希望の方は、応募時に用いる試料および必要量をご記入ください。なお、提供する試料の詳細につきましては、内定通知後、別途相談の上、決定いたします。

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7.申込受付期間

2016年6月8日(水)〜7月8日(金) (17:00 締切)

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8.選考および決定

全て書類にて選考いたします。一次審査は、みつばち研究助成基金審査員候補者データベースより分野毎に選定された審査員によって行われます。なお、「継続発展研究」枠は一次審査を行いません。一次審査を通過したテーマは、学術研究機関及び産業界の専門家を中心とした、外部審査委員を含む、当研究助成基金の審査委員会にて採択テーマおよび助成金額を審査・決定します。
応募者には応募締切り後3ヶ月程度で応募・コミュニケーションシステム(Bee-RAC)にて採否を通知いたします。
また、採択テーマはみつばち研究助成基金サイト等で公開します。なお、審査基準に基づき、当研究助成基金の審査委員会にて厳正に審査いたしますので、採否の理由に関するお問い合わせには回答いたしかねますことを予めご了承ください。

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9. 助成金の交付と使途

助成金交付決定通知書は、採択年の10月頃に開催される研究助成交付式にて授与致します。採択者は交付式に必ず参加いただきます。やむを得ず、参加できない場合は、代理出席をお願いしております。
助成金は、原則として2016年12月末までに採択者の指定する口座に交付します。ただし、臨床試験に係る費用は、所属先もしくは試験実施施設を管轄する倫理委員会の通過後の交付といたしますので、交付手続きの際は、倫理委員会承認書類の複写が必要となります。また、学術発表に係る費用は、学術発表後の交付といたしますので、交付手続きの際は、発表資料および助成研究学術発表報告書のご提出が必要となります。
助成金の使途につきましては、原則として研究計画書に記載の通りとします。

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10.個人情報の取扱いに関する事項

(1) 個人情報の利用範囲

当社が本研究助成に関連して取得する個人情報は、応募受付から、選考、採否決定通知、助成金贈呈など助成選考に関する一連の業務に必要な範囲に限定して利用します。また、一連の業務に必要な範囲において、業務に携わる協力会社に個人情報を提供する場合がございます。個人情報保護に関するお問合せは、末記連絡先へお問合せください。

(2) 個人情報の公開範囲

当社は本研究助成が決定した場合、採択者(所属団体を含む)、助成テーマの決定内容に関する情報を一般公開します。

(3) 個人情報の開示・訂正・利用停止等

取得した個人情報につき、開示・訂正・利用停止等の請求を受けた場合には、当社は、本人確認を行った上で適切かつ速やかに対応します。

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11.研究報告

(1) 報告書

助成研究期間終了予定年度内の9月30日現在までの助成研究の実施状況および成果すべてについて、最終報告時提出書類一式(研究報告書、収支報告書、成果発表会発表要旨)を1部、山田養蜂場に提出いただきます。提出期限は、終了年度の10月20日といたします。

(2) 成果報告会

研究期間終了後、山田養蜂場が開催する成果発表会に必ず出席いただき、口頭もしくはポスターにて、助成研究の成果を発表していただきます。やむを得ず欠席する場合は、必ず代理人を立てることとします。

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12.成果の帰属

研究助成の成果として得られた工業所有権は、発明者である研究者に帰属するものとしますが、研究者は、当社に対して、無償の通常実施権について許諾をすることとします。

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13.その他注意事項

(1) 誓約書の提出

助成が決定した方には、助成研究に関する誓約書を提出いただきます。誓約書の内容については、交付要綱をご参照ください。

(2) 助成の中止、助成金の返還

報告書を予定期日までに提出しない、研究内容が応募時と著しく異なる、助成研究期間前に発表済みの成果を報告した、誓約書に記載の事項を遵守しないなど、助成の目的に沿わない行為が認められた際は、助成を中止し、助成金の一部もしくは全額を返還していただく場合があります。

(3) 研究成果の発表

採択者が助成研究の成果を、学会、論文、その他出版社または報道機関からの取材等により発表する場合は、内容、時期、発表の方法などを、必ず事前に山田養蜂場に連絡していただきますようお願いいたします。なお、その連絡の時期は、原則として学会は発表要旨提出の30日前まで、論文は投稿前といたします。万一連絡時期を超過した場合は、その時点で速やかに山田養蜂場にご連絡ください。また、発表の際には「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」を受けている旨を必ず表現するものとします。論文やその他出版物における発表の場合には、下記謝辞をご参照ください。
和文:「本研究(または、本研究の一部)は山田養蜂場 みつばち研究助成基金の援助を
受けて実施した」
英文:「 This research was supported (in part) by Yamada Research Grant.」

 

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