山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

「健やかに」発刊録

大学の研究室やみつばち健康科学研究所で行われたローヤルゼリー研究を紹介します。はじめに紹介するのは、塩分摂取量と関係する「高血圧」の研究です。日本人の栄養摂取状況は、カルシウム不足とともに塩分の摂りすぎが問題になっています。

研究レポート01 血圧が高めの人の飲用試験 10週間後と12週間後に血圧が低下

日本人に高血圧が多い第一の原因は、塩分の摂りすぎだといわれます。食生活を見直す必要があることはもちろんですが、近年、高血圧を改善するペプチド(アミノ酸がつながってできた分子)があることがわかり、注目を集めています。
ローヤルゼリーに豊富に含まれるペプチドに血圧改善作用があるかどうかを調べるため、血圧が高めの人を2つのグループに分けて試験を行いました。
一方のグループには、ローヤルゼリーペプチドを含む錠剤を、もう一方のグループにはプラセボ(※)を12週間飲用してもらいました。
その結果、左上のグラフでわかるように、ローヤルゼリーペプチドを含む錠剤を飲用したグループでは、最高血圧と最低血圧の両方が、飲用開始10週間後と12週間後に低下しました。

研究レポート02 ヒトによる塗布試験と飲用試験 角層の水分量が増加、小ジワが改善

30〜60代の女性16名の、一方の腕にローヤルゼリーエキスを含む水溶液、もう一方の腕にプラセボ(※)を塗布し、角層の水分量を比較しました。4週間後、プラセボを塗布した皮膚は変化がありませんでしたが、ローヤルゼリーエキスを塗布した皮膚は、塗布開始前より角層の水分量が増えました。

ローヤルゼリーを飲用する別の試験では、目尻の小ジワの改善が確認されました。

研究レポート03 細胞にローヤルゼリー粉末を添加ヒアルロン酸量、コラーゲン量が増加

ヒト線維芽細胞(せんいがさいぼう)にローヤルゼリー粉末を添加し、ヒアルロン酸量を測定したところ、何も添加しない対照と比較して、ヒアルロン酸量が増加しました(右下グラフ)。
また、ヒト線維芽細胞に酵素分解したローヤルゼリー粉末を添加したところ、コラーゲン量が増加しました(左下グラフ)。
ヒアルロン酸もコラーゲンも、皮膚の「真皮(しんぴ)」という層に多く含まれています。どちらも肌の潤いやハリを保つために大切な成分ですが、加齢とともに減少していきます。ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進することができれば、肌の潤い・ハリを維持できる可能性があります。

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