山田養蜂場運営の研究拠点「みつばち健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。

「健やかに」発刊録

ローヤルゼリーの栄養成分

必須アミノ酸

必須アミノ酸とは、体内で合成できないため食品から摂る必要があるアミノ酸です。次の9種類があり、ローヤルゼリーにはすべての必須アミノ酸が含まれています。

必須アミノ酸

●バリン、ロイシン、イソロイシン

この3つは分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれ、共通して筋肉を強化する働きがあると考えられている。

●リジン

成長促進。脂質の燃焼に必要なカルニチンの原料になる。

●メチオニン

肝機能を助けるが、多量摂取すると脂肪肝の原因に。

●フェニルアラニン

脳内で神経伝達物質に変わる。神経機能への作用が期待されている。

●スレオニン(トレオニン)

成長促進。脂肪肝を抑制するといわれている。

●トリプトファン

精神を安定させる働きの神経伝達物質であるセロトニンのもと。

●ヒスチジン

成長促進。神経機能を助けるなどの作用があるとされる。

アミノ酸

必須アミノ酸に対して、体内で合成されるアミノ酸は非必須アミノ酸と呼ばれますが、「食品からの摂取が必須ではない」という意味で、大切な栄養成分であることに変わりはありません。
ローヤルゼリーに含まれている非必須アミノ酸のうち、主なものを解説します。

●アスパラギン酸

疲労回復、スタミナ強化などの作用があるとされる。

●グルタミン酸

アンモニアを解毒する。神経伝達物質として働く。

●セリン

皮膚を正常に保ち、肌の老化を抑制するとされる。

ミネラル類

人体に必要なミネラルのうち、1日の必要量が100㎎以上のものを主要ミネラル、100㎎未満のものを微量ミネラルといい、どちらも健康を保つために大切な成分です。

ローヤルゼリーには、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどの主要ミネラルと、鉄、銅、亜鉛などの微量ミネラルが含まれています。

●カリウム

ナトリウムの再吸収を防ぎ、尿中への排出を促すことで、血圧を正常に保つように作用する。

●マグネシウム

カルシウム、リンとともに骨を構成するほか、酵素の働きにかかわる。カルシウムとマグネシウムは1対2の比率で摂るとよいとされる。

●カルシウム

99%は骨と歯を構成し、残りは血液や筋肉に存在。血液凝固を助けたり、筋肉の収縮や神経伝達などにかかわっている。

●鉄

赤血球のヘモグロビンと結合して酸素を全身の細胞へ運ぶ。不足すると貧血になるほか、肌荒れや睡眠障害の原因になるといわれる。

●亜鉛

タンパク質の合成や遺伝子情報の伝達などにかかわっている。不足すると成長障害、食欲不振、味覚障害、皮膚炎などを起こす。

ビタミン類など

ビタミンは、身体の組織やエネルギーを作り出すための代謝を助け、また、生理機能を維持する役割を担っています。体内ではほとんど合成されないため、食品から摂る必要があります。必要とする量は少量ですが、不足するとさまざまな不調を引き起こします。

ビタミン類など

●ビタミンB1

糖質の代謝にかかわる。糖質の多い食品やアルコールを多く摂取する人に不足しがちといわれる。

●ビタミンB2

エネルギー代謝の中心的な役割を担い、特に脂質をエネルギーに変えるときに必要となる。

●ビタミンB6

タンパク質(アミノ酸)の代謝にかかわる。タンパク質の摂取量が多いほど、ビタミンB6も必要に。

●葉酸

赤血球を作るために必要。不足すると動脈硬化の危険が高まる。

その他

ローヤルゼリーに特有の成分として、デセン酸(10-ハイドロキシ-δ 2-デセン酸)などがあります。デセン酸は、女性ホルモンに似た作用を持ち、更年期障害の症状を和らげるなどの働きがあるとされます。


大切なタンパク質。高齢者は特に意識して摂りたい

大切なタンパク質。高齢者は特に意識して摂りたい私たちの身体の約60%は水分。そして残りの40%のうちの、半分を構成しているのはタンパク質です。筋肉も血液も、タンパク質がなければつくり出すことができません。さらに、代謝に必要な酵素や、免疫抗体もタンパク質です。
このタンパク質を構成しているのは、20種類のアミノ酸です。アミノ酸のつながり方によって、タンパク質はさまざまな形や機能になります。タンパク質の元であるアミノ酸は、まさに生命の源といえます。
タンパク質(アミノ酸)は、短期間でも不足すると、健康を維持できなくなる危険があります。特に、必須アミノ酸は体内で合成されないため、食品でまんべんなく摂る必要があります。
高齢になり、あっさりした食事を好むようになると、タンパク質を十分に摂れなくなることがあります。毎日の食事の栄養バランスが偏っていないか、見直してみることが大切です。

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