うるおいとコラーゲンの気になる関係

そもそもコラーゲンって?

コラーゲンの種類と特徴

人の体をつくっているコラーゲンは、現在わかっているもので約30種類の異なるポリペプチド鎖の組み合わせにより、19種類の型が存在し、Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型というように分類されています。体内に最も多いⅠ型は、骨や皮膚の強さを生み出し、皮膚のコラーゲンの90%を占めます。Ⅱ型は主に軟骨に存在しています。Ⅲ型は血管や子宮などに存在するコラーゲンなので女性が摂ると特にいいといわれています。このように、コラーゲンは多くの可能性を秘めた注目の成分。体内で生成される以外にも、ゼラチン、コラーゲンペプチド、トリペプチドコラーゲン、アミノ酸混合物といった、原料や分子構造の異なる4種類のコラーゲンがあり、中でもトリペプチドコラーゲンが最も美肌効果が高いとされています。

各型のコラーゲンの 主な分布と役割り
I型コラーゲン
(線維性コラーゲン)
体内に最も大量に存在するコラーゲン。骨や皮膚を形成し、弾力性を持たせる働きがある。
II型コラーゲン
(線維性コラーゲン)
関節・軟骨に主に含まれているコラーゲン。眼の角膜、硝子体の成分でもある。
III型コラーゲン
(線維性コラーゲン)
臓器に主に含まれているコラーゲン。細い線維で、組織に柔軟性を与える。
IV型コラーゲン
(非線維性コラーゲン)
皮膚の表皮と真皮をつなぎとめる役割を持った、基底膜に存在するコラーゲン。
V型コラーゲン
(線維性コラーゲン)
血管、平滑筋、胎盤に主に含まれている。I型、III型コラーゲンの含まれている組織に、極少量含まれている。