サラサラ血液とDHA+EPAの気になる関係

DHAとEPAの血液への働き

ドロドロ血液の弊害

日本では、昔から魚を食べる習慣があったため、DHAとEPAの摂取量が多く、理想的とされていました。ところが、年々、魚の摂取量が減り、肉類の摂取量が増加してきています(図)。この習慣の変化が、中性脂肪の増加やコレステロール値を高め、血液をドロドロにするので、社会的にも問題視されています。ドロドロの血液とは、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールが過剰に増えることが原因で、血液が粘っこくなっている状態。こうなると、血液が流れにくくなり、血圧が上がるだけでなく、血栓もできやすくなり、酸素や栄養が体のすみずみまで運ばれず、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などを引き起こす可能性も高くなります。血液をドロドロにする要因は、脂肪分の多い食事だけでなく、甘いものの食べ過ぎやタバコや飲酒、ストレス、睡眠不足や過労など生活の様々なところにひそんでいます。このような生活習慣には、ぜひ気をつけたいものです。