長寿とレスベラトロールの気になる関係

生命の樹メリンジョ

インドネシアで古くから活用されてきたメリンジョ

生命の樹・メリンジョとは?

メリンジョは、インドネシア原産の樹木で、高さ5メートルほどのものが主ですが、中には20メートルにおよぶものもあります。オレンジや赤色をした実の中にはドングリほどの大きさの種が入っていて、この種は炭水化物とタンパク質が豊富で、ポリフェノール類を豊富に含んでいます。インドネシアでは古来から「生命の樹」として尊ばれ、ジャワ島では一家を構えると必ずメリンジョの木を1本植える習慣があるほどです。

メリンジョの伝説

インドネシアでは、ある農民の娘が寝たきりの母親の健康回復を願い、栄養価の高いメリンジョの実を食べさせたところ母親が元気になったという話が語り継がれています。こうしてメリンジョは「生命の樹」と呼ばれ、滋養の素として信じられているのです。

メリンジョのスナック菓子

インドネシアの家庭には、必ずといっていいほど「ウンピン(emping)」というスナック菓子があります。これは、メリンジョの種をつぶし、乾燥させてから油で揚げたチップスで、おやつやおつまみとして、子供から大人まで日常的に食べられています。またメリンジョの実は、スープや炒め物にも使われ、家庭料理だけでなく、レストランのメニューにもなっています。この様に、メリンジョの実やその種から作られるウンピンは、元気に生活するために好んで食べられています。ウンピンの消費量が多い地域は、平均寿命が高いという調査結果もあるほど。このことからもメリンジョの有用性がうかがえます。