山田養蜂場運営の研究拠点「山田養蜂場 健康科学研究所」が発信する、情報サイトです。ミツバチの恵み、自然の恵みについて、予防医学と環境共生の視点から研究を進めています。
みっちは、お寿司が大好き。でも、お皿の上に置いていた最後の1個を、うっかり落としてしまいました…。その「事件」から、ハチロー博士が、お刺身や青魚の健康成分のお話を始めます。
みっち: | ところで、DHAやEPAが血をサラサラにするのはわかったけど、DHAとEPAは別のものなんでしょ? どこが違うの? |
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ハチロー博士: | 簡単に言うと、DHAは脳の働きを活発にし、EPAは血管の中に血のかたまりができるのを防ぐといわれている。 |
脳には必要な成分しか通ることができない門があり、DHAはその門を通ることができる数少ない成分のひとつ。DHAは、脳を活性化して集中力や判断力、処理能力を高める働きがあると考えられています。特に、成長期にDHAを摂ると、脳の発育にいいといわれています。
一方、EPAには、血栓を防ぐほか、抗炎症作用(リウマチや腸炎の予防)、免疫調節作用、脂質代謝改善作用などもあると報告されています。
消費者庁の「食品の機能性評価モデル事業」の調査結果では、DHAやEPAの心血管病のリスク低減機能や血中中性脂肪を減らす働きに加え、関節リウマチ症状の緩和機能も確認されました。
みっち: | DHAとEPAのこと、よくわかったわ! EPAはパパやママの血をさらさらにするし、DHAはみっちの頭がよくなるかも! うん、ママにそう教えてあげようっと。 |
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ハチロー博士: | そうだね、お魚の脂肪は、家族みんなの健康に役立つからね。 |
みっち: | だから、これから毎日、お刺身とお寿司にしてもらうんだ! |
ハチロー博士: | うーん…みっちはすでに頭がいいなあ…。 |